2年越しの挑戦! 酷暑の唐松岳へ 黒菱平往復

2024.08.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 34
休憩時間
2 時間 55
距離
11.4 km
のぼり / くだり
1136 / 984 m
24
32
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活動詳細

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登山をはじめてから4か月を迎え、初の北アルプスの山が唐松岳でした。 結果は……丸山ケルンから先の険しくなってくるエリアで、時間切れとなり撤退。 そこから2年が経ち、1000m以上の登りの経験も積み上げ、満を持して唐松岳に挑戦しました。 ご存知の通り、唐松岳は「挑戦」というほど大層な山ではなく、北アルプス入門に向く山とよく言われています。 登山歴2年3か月となり、問題は無いとは思いつつ、厄介な点が一つありました。 それが猛暑です。 この日、2024年8月3日、長野市では36℃を記録する猛暑となります。 早朝5時26分にスタートしましたが、暑くなりそうな雰囲気に満ちています。 500mlのナルゲンボトルと、1.8Lの予備の水は果たして大丈夫なのか……。 不安を抱えつつ、標高を上げていきます。 スタート時は曇りがちでしたが、丸山ケルンを超えると雲が目線の下となり、空気も澄んで山の稜線がくっきりと見えてきます。 前回の撤退ラインを無事に超え、しばらくすると目に飛び込んできたのが悠然と佇む唐松岳の姿でした。 ◆総括 ・やはり素晴らしい体験ができる山。2年越しのリベンジに成功しました。 ・元々白馬村ともご縁があった関係で一番の憧れの山であり、今後何度も行きたいと考えています。 ・2年前の9月に訪問したときは気付かなかった高山植物の多さに驚きました。見ていて楽しくなる場面が多かったです。 ・熱中症対策は万全と言えるほどでしたが、それでもなお同行者の具合がやや悪くなりました(高山病の影響もあり)。 ・山を楽しむために、あえてこれほどの暑さの中で夏に行くのが良いか、改めて考え直す必要ありと考えています。 ・白馬はゆっくりと楽しむことができる場所が多く、2泊3日のしっかり目の旅程として正解でした。 ◆前回(2022年9月)との比較 ・前回とほぼ同じ行動時間で唐松岳まで往復しており、十分な体力とスピードが付いた。 ・登りで脈拍が高くなりすぎず、小休止をしないと厳しいという場面がほとんど無くなった。(山頂付近だけ高山病っぽい症状あり) ・頂上と山荘付近では写真撮影と熱中症対策のためゆっくり時間を取り、八方池では晩ご飯の予約電話までするほどゆっくりしていたが、それでも下山時刻にはかなり余裕がつくれるようになった。 --------------------- ◆気温 ・推定20℃台。風が無風に近く、直射日光の強さを受けて暑さを感じる場面が多かった。 ・八方池から丸山ケルンまでの間はガスが時折かかり、涼しさを感じたのが救いだった。 ・丸山ケルンあたりからは岩場が熱を持つことが多く、下山者から「頂上は涼しいですよ」と励まされるほどの暑さであった。 ・結局頂上もそこまで涼しくなかった(笑) ・9月のシルバーウィークに登った前回と比べ、桁違いに暑いと感じた。 ◆服装 半袖(アームカバーあり)+短パン+機能性タイツ ・最も露出が多いスタイルで正解であった。 ・グローブをほとんど着用しなかったことで日焼けがすごいことに……。 ◆持参飲料水(2.3リットル) ・ソフトボトルに1.8リットルを入れたが、頻繁な注ぎ直しが発生。 ・登り+頂上から山荘までの道のりで2.3リットルの飲料水はすべて飲んでしまった。 ・唐松岳頂上山荘で500mlペットボトル2本(ポカリ・水)を購入。このような立派な山小屋がこの位置にあることに本当に感謝。 ◆コースと路面状況 ・「北アルプス入門」の山とはよく言われるが、1000メートル以上の登りが発生し、早朝出発でなければタイムが厳しくなってくるため、「初心者向け」とは言いがたいようには感じる。 ・岩場の難所などはなく、段差が大きな箇所もほとんどない。下りという点だと、蓼科山や大岳山鋸尾根、日光白根山の北側ルートよりも、はるかに楽であった。 ◆トイレ状況 ・唐松岳頂上山荘のトイレはきれいでした。ちょっと臭いがしますが気にならない程度です。 ・途中八方池と八方池山荘の間にもトイレがある(行ってない)ので、かなり充実してます。 --------------------- ◆前泊(白馬樅の木ホテル) ・前回に続いてのこちらのホテル。のんびりできて良いです。 ・蛇口から出る水が白馬の地下水でとても冷たく、そのまま飲料水にできるので便利。 ◆山ごはん(行動食のみ) ・なるべく荷物を軽くしたかったので、行動食のみで済ませました。 ・頂上山荘ではカップラーメンとお湯の提供があります。 ・どうしても食事がしたければこれかなと思っていたのですが、そこまで必要がなかったので、行動食で十分でした。 --------------------- ◆下山メシ(きっちょんちょん) ・地元白馬の方が使う居酒屋さんがいいかなと思い「きっちょんちょん」へ。 ・揚げ物、魚、馬肉、麺系、コメ系など、色々な種類の居酒屋メニューが揃っているので、選ぶのに苦労しました。 ・疲れている身体には染みますね。車を運転しているので、お酒が飲めなかったのが残念ですが……。 ◆下山後の温泉(白馬樅の木ホテル) ・二泊したので、またしても樅の木ホテルへ。宿泊しなくても、立ち寄り湯もあります。 ・アルカリ性の強いヌルッとした感覚で、肌が整う感じがします。非常によいです。 --------------------- ◆下山後の交通アクセス(レンタカー) ・二泊したので、翌日は栂池高原を回り、白馬グルメも堪能しました。 ・その後、長野駅へレンタカーで移動。白馬から1時間弱で着きます。 ・このルートは白馬・長野間の定番ルートですが、長野駅付近で車が増えてきます。 ・途中川中島方面へ曲がる道を経由し、犀川沿いに行くルートで、長野駅近く・北西部の渋滞を回避し、長野駅の南東側まですぐ着くことができました。

活動の装備

  • スカルパ(SCARPA)
    クラックスGTX
  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    Sunshield Cap
  • ワコール(Wacoal)
    CW-X アームカバー
  • その他(Other)
    SAYAMA Works Fast
  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    ストライクトレイルジャケット
  • ティートンブロス(Teton Bros.)
    リッジパンツ
  • 富士フイルム(FUJIFILM)
    X-T4

メンバー

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