活動データ
タイム
10:20
距離
15.2km
のぼり
1649m
くだり
1648m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る「富士山登ってみたい」 そう息子が言ったのが約1年前。 そして、今期の富士山登頂に向けて計画スタートしてから約半年。 ついにその願いが叶った。登頂して泣いて、今またこれを書きながら泣きそうになっている。 色々な話はnoteにでも書くとして、ここには活動日記を…。 ※書いてみた https://note.com/w178/n/n186aef9adb1b 1週間前から気にしていた天気予報は芳しくない。 しかし、登山天気で見た限りでは初日・2日目ともに行動中は雨は降らず雷指数も低そう。 念には念を入れ、当初予定より2時間早くスタートする。 早朝4時半に自宅を出発。富士山パーキングに6時前に到着し、6時のシャトルバスに乗車。 天気予報のおかげか、日曜だからか、始発便ではないからか、バスは乗車率50%程度。 高山病にならないようマスクをしつつも呼吸に気をつけ、息子か寝ないよう注意をして五合目へ向かう。 五合目到着後は、しばし高度慣れのためダラダラ。 息子が欲しいと言っていた焼印のための金剛杖選び。旗付きを買ったが、結局邪魔で旗を取る(旗代300円…) 検温をして、協力金を払っていざスタート。 五合目待機を30分しかしなかったので、六合目まではゆっくり気味に歩く。 登りという程でもない、トラバースな広めの遊歩道。 森林限界ギリギリなため直射日光が辛い。 疲れないペースで歩いているのに暑さで汗が吹き出る。 緊張しつつもワクワクな息子は、初の富士山と既に良い眺めで楽しそう。 六合目では早速の休憩。ザックを下ろして、腰を下ろして長めに休む。 今回新たに買ってみたグミが美味しい。スッパイ大作戦 コーラ&レモン。 休憩を終え、ここから登りスタート。 七合目の岩が多くなるあたりまでは、そんなにキツくない坂道の九十九折れ。しかし、ここで調子に乗ってペースを上げれば高山病になりかねない(4年前になった) 息子のペースと息を見つつ、怪しくなれば立ち止まって深呼吸。しつこいくらい呼吸を深くするように言いながらちょびちょび歩く。 あと大事なのは水分補給。血がドロドロになれば酸素供給が鈍化しちゃう。適度に多めに補給。 しかし、山小屋とトイレが多い富士山だからこそできる頻繁な水分補給だよな…。 今回焼印を押すため山小屋の度に数分の休憩になるのも良い感じだった。大量に用意した小銭が重いけど。 油断すると小さな段差を見流して、大きい段差だろうと真っ直ぐ登ろうとする息子。 登山の度に注意してるが、最初はなかなか気付かない。 今回もよくルートを見るよう教え、とにかく負担をかけないよう登る。 岩が増えてくると、体が小さい子どもには立派な岩場。不慣れでビビりなので手を使う必要のないところでも手を使ってしまう。 登山者も少ないので、歩き方やルートを細かく教えながら進む。標高さえ気にしなければ、安全で練習しやすいルートだ。 宿泊予定の太子館まであと1つとなった東洋館。 焼印を頼み、お手伝いしていた女の子と話す。 小学4年生とのこと。去年から?手伝ってて、去年山頂まで登ったと。 息子が今3年生なので同じくらいに登ったのか。息子もそれを聞いて勇気が出る。 ちなみに4年生の娘は今頃自宅でのほほんと過ごしているだろうな…。山に来てくれない娘。ギャップ。 山小屋の女の子に見送られ、太子館まで少し登る。 本日のゴール太子館到着。休憩含みつつ良いペースだった。 チェックイン前にベンチに腰を下ろしてお昼ご飯。 今回初めてスーパーのパン売り場で見る謎のハンバーガーを買ってきてみた。日持ちのする100円くらいのあれ。たいして美味しくないんだろうなって思っていたら、まさかの結構美味い。これは良い。 ご飯を食べ、焼印を押してもらったらチェックイン。 かなり早い時間なので小屋はまだ人が少なく2人用個室も下段と上段を選べるとのこと。 個人的には梯子が面倒なので下段が良いんだけれど、即上段を選ぶ息子。 梯子面倒だし天井も低いのに…。まぁ上の方が楽しそうだよな…。 今日の重要ポイントはここから。夜就寝するまで決して息子に昼寝をさせない。 寝ると呼吸のペースが遅く浅くなり、高山病になりやすい。 しかしスタート時刻が早いおかけで、全然昼前に到着してしまったので夕飯まで5時間近い空き時間…。 電源&Wi-Fiがあったので、Kindleに入れたクレヨンしんちゃんを読みつつ、プライムビデオでクレヨンしんちゃんを見つつ、1時間に1度は外に出て軽めに体を動かして高所に慣らす。1つ上の蓬莱館は10分弱の登りなので、そこまで往復したりとか。 夕飯まで何とか昼寝せずに過ごせた。 今晩のメニューはカレーと、おかずに魚・ウィンナー・漬物。ゼリーに饅頭? 適度な量だが、よく食べる人には物足りないかも? 夕食後もクレヨンしんちゃの力を借りつつダラッと過ごす。 ご来光は天気的に怪しいが、小屋前から見れれば十分なので19-20時頃に就寝できればok。 雲が増え夜景もあまり見えないので、体を冷やさないようトイレ以外は外に出ないようにして就寝。 ここでも注意点。 ご来光を山頂で見るためには8合目は1時頃に出発する必要がある。さすが富士山というべきか、普段登山をしていない人が結構いらっしゃる。 するとどうなるか…。山小屋のマナーを知らないので、就寝前に準備をしておらず、真夜中にガサゴソと音がうるさい…。ビニール袋のカシャカシャ音。カーテンを開け締めする音、パッキングの音。 息子は熟睡で起きなかったが自分は高所だと眠りが浅いので頻繁に起きてしまった。 耳栓を持ってくるべきだった…。反省。 夜中2時頃には何とか静かになったので、そこからは4時くらいまでしっかり寝れた。 明け方4時に起床。チェックアウトが5時なので、ギリギリまで息子を寝かせたまま準備をする。 4時半頃息子を起こして外へ出る。曇り予報だったので御来光は諦めていたが、雲の隙間からうっすらと見えた。 朝ごはんを食べながら朝日を眺め、5時に本日の登山スタート。 幸い2人とも高山病の気配は無し。昨日の過ごし方が良かったか。 寝起きで体も寝ている状態なので、最初はゆっくりと。小屋ごとに休みを入れつつ登る。 本八合目までは1時間程度。その辺りからは少し苦しくなってくるだろうから、そこまで力使いすぎないように登る。 昨日とは打って変わって安定した登りを見せる息子。 この時間はさすがに人も多めだが、渋滞することなく登れる。曜日のおかげか天気予報のおかげか(ちなみに、てんくらはDだった) 本八合目までくれば、それまでは見えなかった山頂エリアに入る鳥居が見えてくる。 この辺りからは、酸素の少なさが結構効いてきたか、息子の呼吸も辛そう。立ち休憩を多めに入れつつゆっくりと進む。 御来光館あたりが一番辛そうだったので、ここから最後の30分は荷物を持ってあげ、空身で登らせる。空身になると元気だな…。 そしてついに、吉田口山頂へ到着! 久須志神社で杖印を押していただき、登頂おめでとうございますと声をかけていただく。 息子と登る富士山。まだ剣ヶ峰を残しているが、この段階でとても泣きそうになった。 その後は剣ヶ峰を目指しお鉢巡り。時計回りに進む人が多いんだけど反時計回りに進む。 大内院(噴火口)を覗きならが回るお鉢。息子もなかなか興奮している。 「思っていたより小さね」とか「すぐ景色が変わるね」とか。お鉢を楽しんでいる様子。 剣ヶ峰までの登りを見てややテンションを下げつつも後少しなので息子を鼓舞しながら登る。 そしてついに剣ヶ峰。しかも空いている! ガスが上がってきてしまったが、ガスの中ではないのでギリギリ青空は見える。 写真を撮ったら次は郵便局へ向かう。剣ヶ峰からの下りは滑りやすい急坂になっているが、ちょうど良い機会なので滑らない下りかたを教えてつつ下る。ちょっと後ろが詰まってしまった。 郵便局では登頂証明とミニうちわ付きレターパックの購入。 おじいちゃん・おばあちゃんへ登頂の喜びの手紙を書く息子。 無事ポストへ投函し、下山開始前の腹ごなしをするため山口屋前のベンチへ。 温かいラーメンが食べたいという息子、時間かかるの面倒だなーって思っていたら、 オーダーミスか、注文した人がいなくなってしまったか、味噌ラーメンが1つあまり急遽購入者募集とのこと!安くなるわけではないが、すぐに食べられるならラッキー!と購入。 「生き返った〜」とラーメンを頬張る息子。残さず平らげていた。 ここからは淡々とした下山の開始。 富士山は滑りやすいものの岩や段差があるわけじゃないので慣れてしまえば下りやすい。 人が多ければ砂埃が辛いが、今日は人が少ないため砂埃もほぼなく。さくさくと降りていく。 今朝休憩した山小屋、昨日泊まった太子館。それらを遠目にどんどん下る。 いっきに行き過ぎると脚への負荷で後々痛い目をみるので、たまに立ち止まってはストレッチ。 須走ルートとの分岐では、迷いやすいポイントだってことを息子に教え、たまたまいたレンジャーの方も息子に話しかけてくれた。でも須走も楽しそうだから今度は須走で降りたい! 気づけば七合目の公衆トイレに到着。ここで少し長めの休憩。 脚を休めて、あと一時間ちょっとの歩行に備える。 ここからは富士山の境目、森林限界付近を観察しながら歩く。 雪崩によって削られ樹林が鋭角に削られた場所や、小さい植物がどんどん生えてきている場所。 虫も多くなってきて、蝶々や豆粒くらいの昆虫もいた。 六合目まで来ると、これから登る人が多くあらわれやや混雑。やはり初日は昼前くらいから登る人が多いのね。 スバルライン五合目までの最後のルートを噛み締めて歩き、12時ちょうどにゴール! 念願の息子との富士山登山、怪我することも、高山病になることもなく無事にゴール! 13時のバスで下ることにして、まずはお疲れ様オヤツに甘くて冷たいものを物色。 自分はこけももソフトクリーム。息子はブルーハワイかき氷とコーラ。 食べ終わり売店を覗くも、特に土産を買う感じもなかったので早めにシャトルバスのバス停へ。 20分前だけど、そこそこ並んでいた。13時の出発時点では満車。ギリギリに並ばなくてよかった 富士山パーキングでバスを降りると炎天下。めっちゃ暑い。なんだこれ…。車の中もサウナ状態。 とりあえず靴を履き替え、窓全開で温泉へ向かう。 温泉は鳴沢のゆらりと迷ったが、久々に河口湖ICすぐにある、ふじやま温泉へ。 8月は休日料金になって平日用のクーポンも使えないのね…。結構高い。 冷たいシャワーで下半身を冷却し、熱い温泉で体をほぐし。ハンモックエリアで少しまったりしたら帰路。 下山が予定よりもかなり早かったので、打ち上げは2人で行わず、一度帰宅してから家族で焼き肉にいくことに。 平日の夕方前なので中央道も渋滞なく。スムーズに17時前に帰宅。 みんなで焼き肉を食べに行き、息子はいつも以上にがっつり食べ、息子初の富士山登山は成功裏に終わりました。 分かりやすい目標だった富士山。 これで終わりとせず、息子がさらに山が好きになるように、次はどこを目指すかな。 ところで…。 結局金剛杖の焼印は七合目トモエ館と下山ルートを除き全部押した結果、 杖代と印代で8000円近くに…。コンプリートを目指す方は大量の小銭をご用意ください…。
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