小屋泊デビュー 雲取山

2022.04.29(金) 2 DAYS

活動データ

タイム

09:38

距離

21.3km

のぼり

1801m

くだり

1796m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 12
休憩時間
23
距離
10.6 km
のぼり / くだり
1440 / 335 m
6
1 33
37
17
35
19
13
19
DAY 2
合計時間
4 時間 26
休憩時間
21
距離
10.6 km
のぼり / くだり
361 / 1457 m
21
14
1
33
16
1 11
3

活動詳細

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息子の初小屋泊登山に雲取山へ。 もともと春休み中に行こうと予約していたが、大雪に見舞われ敢え無くキャンセル…。 体力を考えると三連休以上じゃないと辛いし、夏は暑いし、しばらくチャンスは無いか…と思っていたら、 4月下旬に何気なく雲取山荘のwebサイトを開くとキャンセルが出て個室の空きが1! すぐに電話で空きを確認して予約!あとは好天を祈るのみ…! しかしGWちょっと前から予報がとても怪しい…あとGWともなると小袖の駐車場も心配。どうするか…。 前々日、天気予報的には午後から雨。12時台は際どい。15時台は本降り気配。 小袖で車中泊し、朝6時くらいに出発すれば雨が降る前か、降っても山頂近辺で小雨が降り始める程度だろう。と決行決定。 前日、風呂と夕飯を済ませ、20時過ぎ頃に自宅を出発。 22時前に小袖の駐車場に着。この時点での駐車は10台以下。 後部座席とラゲッジスペースを車中泊仕様に整え就寝。 翌朝は5時起床。車は2~3台増えていた気がするが、午後からの雨予報が影響してかGW初日なのに閑散としていた。 アルファ化米で朝ごはんを済ませ、6時過ぎにスタート。 今日はペース配分が難しい。 雨が降る前になるべく早く着きたいが、ハイペースでは息子が疲れて動けなくなってしまう。 頻繁にYAMAPの歩行ペースを確認し、後ろを歩く息子の歩幅とテンションを確認し、調整しながら歩く。 序盤は竈門炭治郎の家と言われてるとか言われてないとかの廃墟や謎のステッカーが貼ってある井戸、苔、キノコ、平将門迷走ルートの看板…と色々なものがあるので、上り一辺倒ながらもテンション下がることなく歩いてくれている。 思えば、ここ数ヶ月登った山を考えれば七ツ石あたりまでは普通に登れるはず。 適度な小休止を入れつつ気づけば七ツ石小屋に到着。 ちなみに…やはり車の台数通り、人が少ない。数組すれ違ったりスライドしたくらい。 七ツ石小屋で少し長めの休憩。どらやきで栄養補給。 ついでに、欲しかった発売したばかりの新ピンバッジを購入。全6種類だが、登ったことのある雲取山・七ツ石山・鷹ノ巣山の3つを購入。小屋番さんと最新の天気予報やGWの予約状況など世間話。いつ来ても七ツ石小屋の小屋番さんは良い人だな。 短い休憩を終え、七ツ石山へ向かう。 予想はしていたが、休憩明けなので体がやや冷え息子の歩みがやや重くなる…。 何とか鼓舞して石尾根まで登る。そしてここからいきなりガスガス。完全に雲の中…。 やばいなー寒くなるかなーって思っていたら、雲の中が面白いらしく急に息子のテンションが上がる。 七ツ石山で親切なグループに写真を撮っていただき(息子人見知りなので知らない人にカメラ向けられると真顔になる)、石尾根を歩く。 ここからは短めの上りはあるが、緩やかで広い道がメインなので息子もちょっとペースをあげて歩いてくれていた。 時折聞こえる鳥の鳴き声や、気になる植物を見つけたり、急ぐだけじゃなく山を楽しんで歩いてくれているので安心。 あと多分だけど、ガスで上りがどのくらいあるか判別できないのがテンション保つのに良かったのかもしれないw ガス無しで小ピーク見てたらテンション下がってたかもな。 巻けるところは巻きつつ、気づけば避難小屋が目の前に。 最後の上りをいっきに上り、山頂エリア着。 山梨県百名山の標柱を確認したあと、三角点のある山頂へ移動。 晴れていれば富士山や南アルプス、奥秩父主脈が見えるが、雲の中のため何も見えない…。 山頂をさっさと後にし、雲取山荘へ下る。ここから登山道の雰囲気もやや変わってくるので息子が再度テンションを上げて最後まで歩ききった。 気づけば全然昼前。11時半に山荘へ到着。 そしてタイミングよく小雨が降ってきた。ギリギリセーフ! だが…受付は14時開始と貼り紙。入れないかなーとダメもとで山荘に入るが14時までNGとのこと。 仕方ない。寒いし雨も強くなってきたので乾燥室件自炊場の小屋で2時間半の時間つぶし。 持っている防寒具をすべて着て、カレーピラフのアルファ化米を食べ体を中から温める。 暇つぶしようにKindleにクレヨンしんちゃんを入れておいたので息子に読ませながら、だらっと時間を過ごす。 13時くらいに10人くらいのツアーの団体さんが到着し、狭い乾燥室内にあふれる。おばちゃんたちずっと山の話しててにぎやか。楽しそう。 団体のガイドさんが山荘と交渉してくれたようで、ここでやっとストーブが点く…。いや雨降って人入ってきた時点で点けてくれよ…って思ったが、まあ山小屋だしサービスを期待するのは違うだろうって話だと思うので我慢。 (この後なぜか団体客は13時半に受付され山荘内に。うちも受付できるの?って確認したら14時って言われ引き続き待機…。なんだそりゃ) ちなみに乾燥室は小屋泊の人のみ。テン泊は利用NGって書いてあったので、テン泊の方は軒下で待機していたようだ…。お疲れ様です。 団体と入れ替わりで入ってきた女性と「雨凄いっすねー、ストーブの煙ヤバいっすねー」と世間話をしていたらやっと14時に。 受付を済ませて個室へ。やっとコタツに入れる…。 荷物を軽めに整理し、売店で息子にジュース・自分にビールを買ってコタツで初日お疲れ様会。 夕飯の時間までダラダラと山小屋時間を満喫する。 18時になり、食堂へ。なんかめっちゃ人いる。この天気でも結構くるんだな…。 しかも聞くところによると、乾燥室で一緒になった団体以外にも17人くらいの団体がいるらしい。 ツアーは事前に集金している都合もあり、多少の雨風なら決行するからキャンセルが出づらいらしい。 夕飯後は翌日の日の出をみるために早めに布団に入り21時前に就寝。 夜中風の音で何度か目が覚めたが24時過ぎくらいに外を見たら星が出ていた。 けど、寒いし眠いの星景写真は撮らず布団に戻る。 二日目は4時過ぎに起床。 ledランタンをつけて着替え&ちょっと荷物整理。 4時半に息子を起こし、半分寝ぼけてるところを着替えさせて、日の出時刻少し前に外へ出る。 一人なら山頂まで見にいくところだが、今日は息子と一緒なので無理せず山荘前で日の出を待つ。 息子は多分ちゃんと日の出見るの初。 地平線あたりに少し雲がかかっていたが、なんとか日の出を拝めた。 太陽が完全に出たあたりで寒いので一旦部屋に戻って朝ごはんを待つ。 朝食は5時半から。隣の女性グループから息子は応援されつつ、小屋のスタッフさんからも応援されつつ、人見知りなので相変わらず小声の返事で目を合わさない。両親に似たな。 朝食後、準備をして6時半前に下山スタート。 昨晩の雨と強風で足元はちょっと凍結。山頂までいきなり急登気味なのでゆっくり登り体を温める。 途中、振り返ると両神山と浅間山。これは山頂からの景色に期待できる! 山頂直下で昨日乾燥室で一緒になった女性とすれ違い「絶景でしたよ!」と。息子も早く見たいとちょっとペースが上がり山頂へ。 昨日とはうってかわり、山頂からは富士山、南アルプス、秩父主脈…気温も下がったので空気が澄んでいて絶景。 今日は急いでいないのでゆっくりしたかったが、何分寒いので写真を撮ったら下る。 石尾根でも雨と気温低下の影響で霜や水たまりに氷が張っていた。 そして小学生らしく見つけた霜と氷は一通り踏む息子。楽しそうでなにより。 ソロだと何故か毎回素通りして気づかないダンシングツリーを初めて認識し、息子に説明。 一緒に踊ってもらって記念撮影。 昨日はガスガスだったので「こんな所通ったっけ?」な箇所がいくつかあり、山の危険性を再認識した。 休憩無しで七ツ石小屋まで歩き、ここで今日最初の休憩。 石尾根を下りたら風も感じなくなってきたので服装を調整。 ここからは樹林帯なので息子のテンションがやや下がり気味だった…。 そして天気が回復したこともあり人がとても多い。 堂所からは痩せ道で、すれ違いしづらくなるから頻繁に立ち止まる。 みんなザックの横にスリーピングマット付けるの止めよう。危ない。 下山もサクサク下り、予定よりも1時間くらい早く駐車場に到着。 駐車場は林道に路駐が出るくらい混雑。出るのが大変だった。しかも11時過ぎてるのにこの時間に下からまだ車がくる。 昨日からの泊まり組が帰る時間を狙ってるのかな?無謀だ…。 その後は丹波山温泉のめこい湯へ。道の駅で山梨県警の交通安全イベントがやっていて白バイが来ていた。 白バイに乗せてもらって記念撮影〜温泉で汗を流し、ご飯を食べて帰宅。 息子初の小屋泊登山。そして2日連続の山。 ここ最近の登山の甲斐もあり、割と余裕で歩き通せた。 雲取山が歩ければ夏の富士山も特に体力的には問題ないだろう。 あとは高所に順応できるか否か…。 一緒に登れる山が増えてきて登山がますます楽しくなる。 富士山のあとも燃え尽きずに一緒に登ってくれるだろうか…。 ところで、自分もだが、子どもが山を歩いていると何か嬉しくなるのは何だろうな。 すれ違うハイカーさんたちも「今からお父さんと山歩いてるんじゃ、良い山男になるな!」と、みんな嬉しそうだった。平和な世界だ。

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