km000
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- 福岡, 埼玉, 長野で活動
- 1979年生まれ
- 埼玉にお住い
- 男性
- 315
9/6に新穂高温泉から笠新道経由で笠ヶ岳ピストンしたのですが、その時人生で初めて遭難救助?する機会がありました。 今後同じ事があった時の為に、その時の気付きや反省点を備忘録として残しておきます。 ◆顛末 遭難者の方(Sさん)は70代の男性。 お会いしたのは、うる覚えだが笠新道の下りを2/3程進んだ辺り、標高2000m位。時刻は16時半位だったか。 初めは、 「体調が悪い、4時間程水を飲んでいなくて、水を分けてもらえないか」 と声かけられる。 持ってたスポーツドリンク500mlを差し出すと、一気に飲み干したのでチョットびっくり。 Sさんは「もう大丈夫だし、悪いから気にしないで」と言うものの、少し心配なので暫く付いて行く事に。 暫く様子を見ると、下りにも関わらず登りみたいに息が荒い。 これは流石にと思い、何度か「大丈夫だから」とは言われたものの、笠新道の入口まで一緒に付いて行く事に。 その後、塩飴と残りの水(300ml程度)を与えたが、息切れは一向に収まらず、足腰がふらついて途中で2,3回転倒してヒヤリとする場面あり。 これは脱水症状だ、とここで気付く。 気付くのが遅れたのは、Sさんの意識がはっきりしていて一応歩けるし、何より本人が「大丈夫だ」と強気だったので、本人の意思を尊重という判断をしたから。 これは水が必要だな、と思ったが、 辺りは真っ暗、笠新道には他の登山者もいないようで、最寄りの水場は笠新道入口。 そこでSさんには待機してもらい、自身が水を汲みにいく事に。 水を汲んで登り返す途中、男女連れの方に会う。 ここで、Sさんがワサビ平小屋に宿泊予約を入れていたが、山小屋は夜になると電話を取らないので遅れる旨伝えられてない事を思い出し、男女連れの方に顛末を話してワサビ平小屋に状況を伝えてもらうよう頼んだ。 Sさんと合流するのには1時間半程かかってしまった。待ちかねたSさんが少し下っていたところに合流した。 水を飲ませたところ息切れは止まり、具合が悪いのも改善した、と話されてたので、やはり脱水症状だった模様。 ただ足腰のふらつきは残り長時間踏ん張れないようなので、途中で何度か小休憩を取ってもらいながら、1時間程度かけて登山口に到着。この時点で22時。 Sさんはここから予約を入れていたワサビ平小屋に向かうが、念の為自分も付いて行く事に。 歩きながら話を聞くと、次の通りだった。 - 今日は鏡平から笠ヶ岳に向かう予定だったが、笠ヶ岳山荘の予約が取れず、抜戸岳から笠新道経由でワサビ平小屋に向かう予定だった。 - 抜戸岳に着く前に水が切れた(水は1L程しかもっていなかった模様) - 登山届は出してない。 この辺りで自身も眠気と疲れが出てきたのか、きつくなってくる。 ワサビ平小屋に着くと、小屋は完全に真っ暗で受付に誰もおらず。 途方に暮れて暫くたむろしてると、小屋番の方が出て来られたので、Sさんから事情を話す。 小屋番の方から、Sさんの登山が無計画な事に対してこんこんと説教がされた後、私も含めて一応泊めてもらえる事に。 夜が明けるとSさんは大体回復したようで、小屋番の方に礼を伝えた後、2人で新穂高ロープウェイのところまでご一緒して解散。 ◆反省点 何よりSさんが脱水症状だというのに気付くのに遅れてしまった。 最初話した際に「4時間程水を飲んでない」「体調が悪い」と言われた時点 で気付くべきだった。 Sさんについて思い返すと楽天的な性格だったし、高齢で感覚が鈍ってる可能性もあるので、本人の言い分よりも客観的な事実(4時間水を飲んでない、など)で対応を判断すべきだった。 また、小屋番の方から言われたが「遭難救助は警察が担当しており、山小屋は担当してない。まず警察に連絡すべき」との事。 なので、今回の場合の正しい対応としては、 その時点で歩かせずに待機させて、警察に救助要請するのがあるべき対応だったと思われる。 また、北アルプスは人気の山域なので、今回のSさんのように登山届など準備をあまり気にせず、気持ちだけで登山される方も多いのかもしれない。 なので、その分脱水症状の遭難者に遭遇する可能性も高いと思われる。 そういう時の為に、次の対応が必要に思えた。 - 転んだ時の為にかぶってもらうヘルメット - 水 特に水は、今迄は自身が飲む分しか想定していなかった。 他人に分け与える、と言う観点は意識が無かったので、今後は余分に持って行った方が良い。 ※写真は上からワサビ平小屋の野菜と果物、笠新道入口の水場、笠新道入口。 今回はこの水場に助けられた!
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前々からモヤモヤしてた日光の女峰山を目指し、霜降高原🅿️へ前乗り。🅿️の標高は1331m、到着時の気温は-2℃。山頂の予想気温はどの時間帯も概ね-9℃。 車🚙の中に布団引いて毛布と掛け布団、 服装は上はモンベルの厚手インナー、ー/フリース/ワークマンの二枚地のイージスのパーカー、 下は短パン/薄手の裏起毛のトレッキングパンツ/ワークマンのフィールドコアの化繊パンツ。 最初は暖が取れたが、朝4時に外にトイレに行って寝直すと手足が冷えてよく眠れず🥶 あと早朝に外出ると手の冷え方がこれまで経験した中で3本の指に入るくらいヤバい😰 寒い上に日も差さないので、これで7,8時間外に居るのは経験が無い。。かと言って日が差して寒さが和らいでから登り始めると、次の予定に間に合わない。。 色々状況悪いので今回は中止☹️取り敢えず標高1600mの展望台までピストンして来た。うーん。
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