16:28
18.4 km
2445 m
静岡市最高峰
北岳・間ノ岳・農鳥岳 (山梨, 長野)
2024.09.18(水) 2 DAYS
普段登っている東北の山ではなかなか見られない風景に感動しっぱなしでした。 今回は、北岳よりも間ノ岳に登るのが大きな目的でした。 私の地元静岡市の最高峰ということで以前から憧れていたので、今回登る機会が生まれ、とてもワクワクしていました。 2日目は、午前3時頃に北岳山荘を出発し、間ノ岳に向かいました。 出発時はそれなりに強風が吹いていたものの、富士山から甲府の夜景まで見られて、月も出ていてとても綺麗な月夜でした。 ヘッドライトで目の前を照らしながら歩いていくと目の前に間ノ岳の雄大なシルエットが広がり、感動しながら、これからあそこに行くんだとワクワクしていました。 しかし、段々と東方向から雲が近づいてきて、一瞬のうちに周囲をガスで囲まれた上に夜中の暗闇で、ライトを使っていても前が殆ど見えない状態になりました。 さらに風も強くなり、やっとの思いでなんとか間ノ岳山頂に到着した頃には立っているのも大変な状態でした。 山頂からの眺望はもちろんゼロでした。 当初は日出まで山頂でのんびりしていようと思っていましたが、バックパックを降ろすのも困難で、とてもそんなことを言っていられる状態ではありませんでした。 山頂標識だけでもなんとか撮影し、そそくさと北岳山荘向けて退散しました。 暴風とほぼ無視界のなかで、何度も道を間違えそうになりながら歩いて行くと、2組の方とすれ違いました。 その方達のヘッドライトの灯りは、少し心細かった私にはとても心強く、温もりが感じられました。 ありがとうございました。 無事に北岳山荘まで戻って休憩した後、疲労のなかのんびりと下山しました。 この上なく楽しみにしていた地元最高峰は、残念ながら何も見えませんでしたが、それ以上に良い経験が出来たと思います。 今回は無事に帰れましたが、どんなときでも引き際をちゃんと見定めることが大事だなと改めて感じたところです。