木曽駒ケ岳 【茶臼山コース~福島Bコース周回】

2024.08.14(水) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 25
休憩時間
1 時間 25
距離
7.5 km
のぼり / くだり
1489 / 141 m
2
6 41
7
51
DAY 2
合計時間
10 時間 23
休憩時間
1 時間 46
距離
9.5 km
のぼり / くだり
388 / 1739 m
2 49
22
2 47
3 12

活動詳細

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子供達と夏休み一泊二日、木曽駒ケ岳キャンプ山行です。 ナビをコガラ登山口とセットすると、「木曽冷水公園」と同じ場所に案内されます。ナビに案内され登山口に向かいますが、コガラ登山口などの道標がなく心配になりますが、「木曽冷水公園」(キャンプ場)がコガラ登山口です。 茶臼山コースは登り始めに正沢川の渡渉があり、増水で橋が流され渡渉不可能になる事があるようで、先日も下りにこのコースを下山してきて橋が流され渡渉できず、救助要請があったそうです。 渡渉後は落葉松の植林の中を五合目の尾根に乗るまで登ります。途中水場があり、水の補給が出来ます。 尾根に乗るとそこからは植生がガラリと変わり、コメツガやシラビソなどの気持ちの良い針葉樹になりますが、かなりの急登です。 今回天気予報が芳しくなく、雨と雷を恐れていました。雨は9合目辺りから降り始め、カッパを装着。雨の備えをしてしまえば降られてもどうって事はなくやがて茶臼山に登頂。 ガスで期待していた展望は無しで子供達は急登にうんざりの様子。 予定している頂上山荘のテン場まではまだ半分、時間は13時近くになっています。 ここからは気持ちの良い稜線歩きとなるはずですが、雨で展望もなく子供達のモチベーションはダダ下がり。体力的にも頂上山荘まで行くのは厳しいと判断し、西駒山荘で素泊まりをさせてもらうことにしました。 宿泊の準備をして一息つくと、子供たちはすぐに元気になり、まずは一安心。17時半夕食とし、行動食を摂り休ませました。 西駒山荘は大正時代からの石室が残されており、そこで濡れた雨具を乾かしたり、夕食を食べたりと快適に過ごす事ができました。小屋自体は新しく、清潔で、ゆっくり休ませてもらう事ができました。 休んでいると、駒ケ岳付近で雷鳴が聞こえ、小屋迫に切り替えてよかったと安堵しました。 翌日は雨も上がり、まずまずの天気。駒ケ岳への稜線歩きは昨日の急登に比べると数倍歩きやすく快適で、体力の回復した子供達の足取りも軽いです。小屋で泊まって正解でした。 展望は最初だけで、すぐにガスに包まれてしまいましたが、雨にも降られず涼しくて快適に歩く事ができました。 他の登山者も少ないので、ライチョウに出会えるかもしれないと周囲に注意しながら進むと、雌のライチョウが一羽斜面のハイマツの中のガレ場に動かないでいるのを発見!娘はライチョウを見たことがなかったので、喜んでくれました。 山頂に到着してもガスは抜けず、展望はお預け。集合の記念写真を撮影後、福島Bコースの下山にかかります。賑わっていた山頂はロープウェイからの方達で、このコースを下るのは我々だけでした。 麦草岳へのトラバース道は足の短い長男には歩きづらく、時間がかかります。この辺りから疲労が出始め、その後の長い下りでも子供達のペースが落ちました。それでも、適度な休憩をはさみ、頑張って歩き通してくれたのには成長を感じました。 今回、ロープウェイにするか、麓から歩くか、どちらか子供達に選択してもらうと、歩きたいとの答えが返ってきたので、あれもこれもの少し欲張りな計画を立ててしまいましたが、いざ歩いてみると、子供達の力量不足で到底計画通りには歩けないと判明し大幅に計画変更をしました。 これは明らかに私の計画ミス。標高差や距離をもっと吟味して計画を立てるべきでした。 計画の変更にあたり、小屋で泊まれたのはもの凄く助かり、ありがたかったです。山小屋の重要性を改めて感じる事となりました。 そして初めて訪れた木曽駒ヶ岳は、どっしりとしたスケールの大きな山で、そのことは麓から歩く事で感じる事ができ、将棋頭山からの稜線歩きは展望のいい時、またやってみたいと思いました。

木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 コガラ登山口
オートキャンプ場になっており、キャンパーで賑わっていました
コガラ登山口 オートキャンプ場になっており、キャンパーで賑わっていました
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山へ向かうのは我々一家のみ
ちなみにこの後山荘まですれ違ったのは2組だけ笑
山へ向かうのは我々一家のみ ちなみにこの後山荘まですれ違ったのは2組だけ笑
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 沢登りコースとの分岐
この後すぐ沢の渡渉となる
沢登りコースとの分岐 この後すぐ沢の渡渉となる
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 噂の橋
トラロープで丸太を繋いでいます
こりゃ増水すればイッパツで流されるでしょう
噂の橋 トラロープで丸太を繋いでいます こりゃ増水すればイッパツで流されるでしょう
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 落葉松の植林地帯
急登を尾根に乗り上げます
落葉松の植林地帯 急登を尾根に乗り上げます
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 尾根に乗ると植生がガラリと変わり、コメツガやシラビソの針葉樹になる
カニコウモリが群落をつくっていました
登山道沿いによく見られました
尾根に乗ると植生がガラリと変わり、コメツガやシラビソの針葉樹になる カニコウモリが群落をつくっていました 登山道沿いによく見られました
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 こけの中に橙色の立派なキノコ
こけの中に橙色の立派なキノコ
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 キソチドリ
不思議な造形です
キソチドリ 不思議な造形です
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 同定中
所々で、野生のランが咲き、楽しませてくれる
同定中 所々で、野生のランが咲き、楽しませてくれる
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 コイチヨウラン
初めて見ました
ひっそりと咲いています
コイチヨウラン 初めて見ました ひっそりと咲いています
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 ギンリョウソウの種子と思われます
ギンリョウソウの種子と思われます
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 ニカワホウキタケ
ニカワホウキタケ
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 同定中
この季節に、こんなにも小さなランが咲いているとは知らなかった
同定中 この季節に、こんなにも小さなランが咲いているとは知らなかった
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 ようやく辿り着いた茶臼山山頂は、雨でガス
何とも泥臭い山行になってしまった
子供達の疲労が心配だ
ようやく辿り着いた茶臼山山頂は、雨でガス 何とも泥臭い山行になってしまった 子供達の疲労が心配だ
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 雷の心配もあったので、予定を変更し、西駒山荘で素泊まりさせてもらう。
大正時代からと言う石室は綺麗に整備され快適でした。薪ストーブが焚かれ、雨具を乾かしたり、食事もここで作り、食べました。寝るのは新しい山荘の二階で寝袋で寝ました。寝具無しで千円引き。
雷の心配もあったので、予定を変更し、西駒山荘で素泊まりさせてもらう。 大正時代からと言う石室は綺麗に整備され快適でした。薪ストーブが焚かれ、雨具を乾かしたり、食事もここで作り、食べました。寝るのは新しい山荘の二階で寝袋で寝ました。寝具無しで千円引き。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山荘はこぢんまりとしていますが、清潔で新しく快適でした。子供達と山荘のお兄さんとカードゲームで遊んでもらいました。
山荘はこぢんまりとしていますが、清潔で新しく快適でした。子供達と山荘のお兄さんとカードゲームで遊んでもらいました。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 新田次郎文庫!
栄光の岩壁、孤高の人、強力伝
山好きなら、あのゴツゴツした文章と描写にハマり、コレクションしますよね
新田次郎文庫! 栄光の岩壁、孤高の人、強力伝 山好きなら、あのゴツゴツした文章と描写にハマり、コレクションしますよね
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 翌朝は雨も上がり静かで素敵な夜明けです
奥、右下のスカイラインは八ヶ岳
翌朝は雨も上がり静かで素敵な夜明けです 奥、右下のスカイラインは八ヶ岳
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 お世話になった西駒山荘
荒天の中泊めていただき、とてもありがたかったです。こぢんまりとして静かで、快適な山荘でした。また来たいです。
お世話になった西駒山荘 荒天の中泊めていただき、とてもありがたかったです。こぢんまりとして静かで、快適な山荘でした。また来たいです。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山荘の隣ではコマクサの再生活動が行われていました。
山荘の隣ではコマクサの再生活動が行われていました。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 右:甲斐駒ヶ岳 左:鋸岳
いつも見ている位置関係が逆なんだ
右:甲斐駒ヶ岳 左:鋸岳 いつも見ている位置関係が逆なんだ
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山荘の向こうに雲海が広がっていた
山荘の向こうに雲海が広がっていた
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 南アルプスの山並みの前で
雲間から光が落ちる
南アルプスの山並みの前で 雲間から光が落ちる
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 ハイマツの緑と岩、アルプスの名に相応しい
稜線漫歩に子供達の足取りも軽い
ハイマツの緑と岩、アルプスの名に相応しい 稜線漫歩に子供達の足取りも軽い
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 雲のかかる青い御嶽山が凄い存在感
デカイ!
雲のかかる青い御嶽山が凄い存在感 デカイ!
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 これから向かう駒ヶ岳を前に、気分も高揚してくる。
しかし、残念ながらこの後ガスに包まれてしまう
登りは昨日の茶臼山に比べ歩きやすく、易しい
これから向かう駒ヶ岳を前に、気分も高揚してくる。 しかし、残念ながらこの後ガスに包まれてしまう 登りは昨日の茶臼山に比べ歩きやすく、易しい
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 中箕輪尋常高等小学校遭難の遭難記念碑
新田次郎著、聖職の碑に詳しい
中箕輪尋常高等小学校遭難の遭難記念碑 新田次郎著、聖職の碑に詳しい
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 もう、秋の空ですね
もう、秋の空ですね
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 色づくナナカマドの実
色づくナナカマドの実
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 水滴を纏い、風に揺れるチングルマの果穂
水滴を纏い、風に揺れるチングルマの果穂
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 シラタマノキ
シラタマノキ
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 子供達に言った、願えば会えるんだよ💖
子供達に言った、願えば会えるんだよ💖
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 2羽目
足に生態調査の識別バンドがついていた
2羽目 足に生態調査の識別バンドがついていた
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 小さなケルン
小さなケルン
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 固有種のコマウスユキソウ
花は終わりのようです
固有種のコマウスユキソウ 花は終わりのようです
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 ミヤマアキノキリンソウ
高山帯はそろそろ花も終盤ですね
ミヤマアキノキリンソウ 高山帯はそろそろ花も終盤ですね
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山頂直下の堆積した岩のなかを歩く
山頂直下の堆積した岩のなかを歩く
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 山頂はガスのため、写真割愛します
下山の福島Bルートをゆくのはまたしても我々一家のみ、しかもテン泊装備笑
山頂はガスのため、写真割愛します 下山の福島Bルートをゆくのはまたしても我々一家のみ、しかもテン泊装備笑
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 頂上木曽小屋、玉ノ窪山荘は昔ながらの雰囲気で閑散としていました。
ちなみに福島Bルートで登ってきた人はソロ4名、1パーティーのみ。
今はロープウェイでやって来て、気軽にアルプスを楽しむのが主流なんでしょう。
駒ヶ根の雰囲気も明るくオシャレで、今風ですね。
頂上木曽小屋、玉ノ窪山荘は昔ながらの雰囲気で閑散としていました。 ちなみに福島Bルートで登ってきた人はソロ4名、1パーティーのみ。 今はロープウェイでやって来て、気軽にアルプスを楽しむのが主流なんでしょう。 駒ヶ根の雰囲気も明るくオシャレで、今風ですね。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 雲を纏った三ノ沢岳が、やたらとカッコイイ

この辺りで登ってきたトレイルランナーが、素晴らしいスピードで駆け登ってゆく。
雲を纏った三ノ沢岳が、やたらとカッコイイ この辺りで登ってきたトレイルランナーが、素晴らしいスピードで駆け登ってゆく。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 玉ノ窪山荘から駒ヶ岳を見上げる
スケールのデカイ山だ。
登り下りを通して、それを実感した。
玉ノ窪山荘から駒ヶ岳を見上げる スケールのデカイ山だ。 登り下りを通して、それを実感した。
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 再びカッコイイ三ノ沢岳
次はあそこへ行きたい
再びカッコイイ三ノ沢岳 次はあそこへ行きたい
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 足元にはウメバチソウが
足元にはウメバチソウが
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 お花畑では初めて見るクモマベニヒカゲが
お花畑では初めて見るクモマベニヒカゲが
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 もうリンドウも咲きますね
もうリンドウも咲きますね
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 コフタバラン
こちらの登山道も、植生が多いです
コフタバラン こちらの登山道も、植生が多いです
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 幸ノ川を渡渉し、最後の林道を歩きます
子供達、よく頑張った。テン泊装備の泥臭い山行に付き合ってくれて、ありがとう😭
幸ノ川を渡渉し、最後の林道を歩きます 子供達、よく頑張った。テン泊装備の泥臭い山行に付き合ってくれて、ありがとう😭
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 打ち上げは駒ヶ根に立ち寄り、喫茶ガロにてメガ盛りのソースカツ丼を食べる。
途中ギブアップして持ち帰りました。
打ち上げは駒ヶ根に立ち寄り、喫茶ガロにてメガ盛りのソースカツ丼を食べる。 途中ギブアップして持ち帰りました。

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